>>284
吉田首相がG2トップのウィロビーに手紙を送り、G2幹部のプリアム大佐は増田官房長官にmurderedという見立てを返答。
プリアム大佐個人の確信だと強調しながら、GHQの意向そのものであることを言下に示すような書き方で、
「他殺ということにしろ」という指示のようだ。具体的な証拠は何一つ書かれておらず、本当は自殺かも知れないが
他殺として処理しろという文脈ではなく、替え玉による自殺偽装なども承知のうえの見立てだろう。

一般論としては、自殺と思わせるような偽装があるなら、それは他殺であることを強く示唆するものだ、ともいえるし、
謀殺しておいてその後に各方面を惑わすための偽装くらいあるだろうという認識もあるだろう。
ロープ小屋への血の道を示唆したのはCIDだったかな?
ともあれ、官房も吉田もこれに喜び、納得したかのような流れだったという。

BS版の16:57あたり、事件から2年後の1951年、吉田首相とダレス対日講和問題特使の会談では吉田が
下山事件の犯人について言及、Koreanによるassassination、これは吉田本人が口にした言葉のようだが、
このことを記した機密文書が誰から誰宛の報告なのかよく分からない。
講和問題とは無関係だし、やや唐突な話のようにも見える。日本側の会談録に残っていたのかどうかは不明。
本筋とは外れた雑談の中で、例のアレは然るべく処理しましたという恭順にも見える。

それでもなお「強い力」に迫りたい布施は、吉田茂に話を聞きたいと馬場次席検事に訴える。
理想をぶつけられた馬場は、「物事は複雑なんだよ」「いま最もまともな判断が、アメリカとの関係の継続なんだよ 」。
このあたりがテーマなんだろうけど、これは旧軍閥系特務機関の事件への関りを主張する柴田説への反論にもなっている。

布施が一貫して正義と真実の人に描かれているのは、今回NHKが入手したものが布施筋からの捜査資料であり、
それなりの忖度をするのがNHKとしての「まともな判断」だったのかもね。